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↑ 1993年の横須賀基地フレンドシップ・ディのために飾り付けが行われたアイランド。黒く塗られているのは、航空機の排ガスで汚れが目立たぬようにとの配慮からである
FORRESTAL CLASS
USS INDEPENDENCE
CV-59/CV-60
CV-61/CV-62
USS RANGER
フォレスタル級の3番艦として1957年に就役、ほぼ一生を太平洋艦隊で送った航空母艦だ。上の写真は1980年2月サンディエゴ海軍軍港に停泊しているところで、甲板上には、なぜかF-8(RF-8?)が2機乗っている。日本にも何度か寄港しているはずだが、私はこの1980年サンディエゴで見たのが最初で最後となった。この時は、右隣にキティホークも停泊しており、当時憧れの両艦をいっぺんに見ることが出来て感激した事を覚えている。キティホーク級と比較し排水量で1000tほど小さいだけだが、全長は長く逆に長くスマートな空母であった。すでにフォレスタル級の四隻の空母は、全て退役してしまった。USS RANGER 1993年退役
フォレスタル級の4番艦(同タイプ最終艦)として1959年に竣工、満載排水量は800,643t。CV-41ミッドウェーの後継艦として横須賀を母港とした。この艦が来てくれたので 我々航空ファンは、F-14A/S-3Aを厚木で間近に見られるようになった為、恩義?を感じている(CV-62でなければ別の艦が配属になったのだが)。
 ”インディペンデンス”と言う名前は長いので、皆”インディ”の愛称で呼んでいたが、長い間大西洋方面に配属されていた空母だった為、ミッドウェーの代替艦としてインディ(CV-62)が来ると聞いた時は、意外に感じたものだった。しかし 1991年9月にこの”インディ”が横須賀に配属された時点で、既に後継の空母がキティホークになるかコンステレーションになるかと話題になっており 翌1992年に前ブッシュ大統領が出した実働空母12隻体制の方針により ”インディ”は更なる艦命の延長工事を受けることなく、早々にリストラされる運命が定まってしまったのである。今 ”インディ”の思い出が、ずいぶん昔の事のように感じる。  

↑ 1980年2月 サンディエゴからノースアイランドを望むと湾内に2隻の空母が確認された。空母のアイランドには”61”と”63”の文字が、”61”は、フォレスタル級空母 レンジャー。”63”はキティホークである。大きな橋を渡り、早速空母が停泊している岸壁に行ってみると、よりはっきりこの2隻の空母を望む事が出来た。